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転職回数が多い経験から語る「転職しないことがリスク」な理由3つ

先日、82歳の元義父と50歳オーバーの元義兄、離婚した元嫁である私の3人で話しをしていた時のこと。
(情報多くて大洪水www)

82歳元義父「会社に多くのことをしてもらっているのだから、恩をしっかり返してゆくべき。転職はよくない」
50歳オーバー元義兄「中間管理職で責任逃れの上司ばかり、部下も働かないやつばかり。つらい。転職したいけど今更・・・」
40代半ば離婚して出ていった元嫁の私「会社はなにもしてくれないですよ。転職を繰り返して自分の市場価値を高めていった方がいい」

面白いぐらい、意見が分かれていて、時代だな〜と思った出来事です。

冒頭にも書きましたが、
転職しない選択をすることは、「仕事をしながら生きてゆくにはリスクが大きい」
と考えている派です。

転職回数が多く、おそらく、人より少しだけ多くの会社を除いてきた経験から、
「転職しないことはかなりのリスク」その理由を3つ書いてみたいと思います。

転職が頭によぎるけれども、
踏ん切りがつかない。

転職活動したいと考えるけれども
なかなか一歩が踏み出せない。

転職していいのかな。。。

そう考えている方が転職へのひとつの考え方の参考になれば幸いです。

それではひとつずつ見てゆきます!

社会人としての成長のベクトルずれに気づかない

仕事は、会社に所属しているかぎり、会社に利益をもたらすことが最優先事項です。
ですが、私が体験したほとんどの会社はそのベクトルがずれていると感じることが多かったです。

例えば、会議が報告・連絡型のものだとしたら、
その会議に向けて10日前から1日2〜3時間かけてその資料作りや
言い回し練習のための会議を行う、
という会社がありました。

最終目的の会議が数時間だとしても、
会議に費やす時間は事実上20〜30時間です。

デザイン制作を担当している私からすれば、
その時間で売上につながるだろう販促物を数種類の作成できます。

会社の売上につながる活動を行うこと、
消費者の役に立つ製品を考え生み出し届けるため企業理念であるはずのところが
実際の活動の4分の1は、その会社の社長のための時間となっていました。残念がずぎる。

同様に、昔からの資料を使い回していること。
多くの人がそのテンプレートに慣れているからといって、
改善の余地は有り余るほどあるのに、
誰もそれに手をつけようとしない。

IT化も進まないし、使いづらいテンプレートだってどれだけ時間単価をさげているのか・・・。

同じように、古いやり方が全く効率的でないのにテコ入れしないこと。
その会社でのやり方に精通しているだけで、「優秀なひと」といわれているだけなことに気づかないこと。

他の会社ではその技術、必要ないですよ。

などなど。

成長や仕事のスキルが
今いるその会社に通用するスキルばかり伸ばそうとすると、
完全に自己成長のベクトルが違う方向に向いてしまう。

これはすごく怖いことだなんだよな、と考えてしまいました。

仕事をするというスキルは
常に外側に向けた汎用性のあるスキルも同時に伸ばしてゆくことも大事なのだけど、

同じ会社に居続けることは、
よかれとおもった成長やスキルが
全く意味のないものだったという危険性があります。

その会社でしか雇われないと思い込んでしまうこと

特に今いる会社に新卒で入った人やその会社しか正社員で雇われたことがない人、
転職活動に苦戦した人などがそう考えてしまうのではないでしょうか。
あとは、社内の心ない人が言った言葉を受け取ってしまった人。

「お前なんか他では通用しない」
「ここで仕事ができないのに転職なんかできるわけない」

本当にこういうことを言う人がいます。

そんな言葉は聞く必要はないかと。

なぜならば、その言葉にはなんの根拠もないからです。
転職市場に詳しいひとならば、
「あなたは転職できない」
なんて言い切れないからです。

日本国内の企業を考えてみます。

総務統計局によると
全産業の民営事業者数は平成27年度7月1日現在で
約578万社です。

(総務省統計局 第7章 企業活動

それらを全て把握して、
個人の持つスキルや人柄などのマッチングを考えることが
できるひとはおそらく皆無です。

え、500万社以上ある会社の全ての必要な人材を
あなたは全て把握した上で

「転職なんかできない」
そうおっしゃっているのでしょうか?
と、問いたい。

今いる会社しか知らない人は、
自分のスキルが市場でどんな価値があるのか
的確に判断することはできないと思います。

人事や上司の査定などはありますが、
そのスキルはその会社独自のものであり、
また、一個人やもしくは数人の人が下した判断にすぎません。

異文化交流会など参加しているから、
他の会社の事も知ってる!
と言う人もいるかもしれませんが、
その場だけの一部の人間の話で、会社全体のことを知ることはできないのです。

自分のスキルを客観的に見られる場所は転職でしか知りえません。

転職が頭によぎっているのであれば、
上司や職場の人の声ではなく、今の自分が、
転職市場で価値があるかどうか。
価値を高めるには何が必要か。
自分の今の仕事のスキルはどんな位置か、他社にとって価値のあるものがあるかないかを
客観的に判断することが大切です。

客観的に判断する方法としては、

転職エージェントへの登録

がおすすめです。

その転職エージェント先も、普段価格の見積もりを取るように
2〜3社に訪問するのがいいと思います。

人間関係の固定化

毎日決まった時間、決まった勤務時間、決まった場所への仕事に
長い時間を費やすことは、
新しい環境へ飛び込む時間も、
それに挑戦しようとする思考も
徐々にストップしてしまうそんな気がしませんか?

人間の脳は安定を求めると言います。

変化のあることを嫌い、
そうならないように、
慣れ親しんだ環境と感情を維持させるように
働くと言います。

それが、今いる会社からの転職をためらわす
自然な感情ではあるのかもしれません。

私が同じ場所に働く人をみて
唯一いいなと思ったのは、
信頼できる仲間ができる可能性が高いと言う点です。

「同期のさくら」と言うドラマもありましたが、
まだまだ仕事に慣れないころから共に切磋琢磨しながら
励まし合いながら働き、
同じ長い時間を毎日、
顔を合わせるだけで、
親密さはグッと上がると思います。

それが気の合う(そもそも同じ会社に入社することは、近しい性質や価値観があっているの人が集まっている可能性も高い)
相手なら尚更、気の置けない人のつながりができるかもしれません。

そして、長い期間同じ職場にいることは
時には移動や転勤などあれど
井戸の中に深く深く入り込んでいってるな、
そんな印象を受けました。

空(他の職場)へのあこがれはあっても
その中での居心地に慣れすぎて、
だんだんと深く入り込んで
出れなくなっていく、
むしろ出たくなくなっていく、
そんなふうにも見えました。

そもそも、会社は友達を作りにいく場でもないですが。

転職で全てが良くなったり
給与の問題や人間関係、スキルの問題が解決するわけではありません。

が、自分を取り巻く周囲の環境を客観的に見れなくなることが
リスクなのだと思います。

ふと周囲を見渡しと時に、
給与が思うように上がらない、
付加価値のあるスキルがついていない、
人間関係もいつもと一緒で幅がない、
そして年齢的にも環境的にも身動きできない、

そうなることが危険です。

そうならないように、自分に毎日問いかける必要があるかもしれません。

「今日する仕事は、本当に自分の価値を高めているか?」

それでは「まとめ」いきましょう

ここまで、転職回数が多い経験から語る「転職しないことがリスク」な理由3つを書きました。

独断と偏見があるかもしれませんが、いろんな会社と人をみて実感したことです。

他にもたくさん、転職しないリスクが思い浮かぶので、改めて細かく書いてみようと考えています。

転職することはめちゃおすすめしている立場です。

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