交流分析。
「今、ここ」の感覚。人と人との出会い。
分析は、「構造」「交流パターン」「ゲーム」「脚本」4つに分けられる。
構造分析
個人の中で、どの自我状態が優勢かを明らかにする。
親-Parents(2種)
CP-非難や否定など批判的な親の状態
NP-褒めたり労ったりする擁護的な親の状態
大人-Adult
事実に基づいた冷静な判断をする状態
こども-Child(2種)
FC-親のしつけを受けていない、感情的・衝動的・自己中心的な自由な状態
AC-親のしつけを守り、親の期待に沿った行動をする順応な状態
この自我状態の心的エネルギーの分配状態をグラフにして表したのがエゴグラフ。
交流パターン分析
上記の心的エネルギーの中で、人と接するときに自身がどの自我状態から、相手の自我へ働きかけているのかを分析すること。
ゲーム分析
自分が意識せずに非生産的なやり方で相手をコントロールしようとしたり、自分が反応してしまっている傾向に気づき修正すること。
脚本分析
親の影響の元で形成される人生における反応様式。親の人生と同じような人生を歩んでしまっているなどの「脚本」にきづき、「今ここ」で脚本を書き直し、自分の人生を自分でコントロールすることを目的とする。
キャリアカウンセリングで上記のことを活かすとしたら....。
エゴグラムを作成し、自分の自我状態がどう言った状態であるかを把握する。
それに沿った職業を検討しても良いのだけれども、それが本人にとって快か不快かを見極めた方が良い気がする。
また、あくまでも本人にとって結果は、「ゼンブ」でなく「イチブ」にすぎないことを肝に命じておく必要がありそう。