サヴィカスのキャリア構築理論。
パーソンズ・ホランドが唱えた特性因子論(マッチング理論)から、スーパーのキャリア発達理論をさらに発展・進化させた印象。
職業パーソナリティ-人と環境がどの程度あてはまりそうなのかを示す手がかりであり、主観的・変化しやすく動的である。
キャリア適合性-これまでの常識的なキャリアの捉え方に個人的な解釈での対処・対応をすると言う考え方...?
ライフテーマ-なぜ人ははたらくのかをはっきりさせること。
サヴィカスさんは、特に「ライフテーマ」を重要視。
私がキャリアコンサルタントの授業を受け始めたときに受けた衝撃は、「キャリアカウンセリングにおいては、深入りしないこと」という印象があったため。
共感や気持ちの共有はしても、深く切り込んだ質問やもっと感情にそった聞き方をするのは、キャリアカウンセリングの場としては適切ではないと教えられた。
「理解したことを反復する」
キャリアカウンセリングの基礎だ。
でも、このサヴィカスさんは
自分が本当に何を大切に思っているのか、何のために働きたいとおもっているのかを考えることは重要である」
とし、「ライフテーマ」を掘り起こすような質問を用意すると書かれていた。
キャリアカウンセリングに上記の理論を活かすなら。
子どもの頃に夢中になった遊びや事柄は何ですか?
と聞くかもしれません。
もちろん。十分に信頼関係を構築し、話が十分に深まっていないと感じた上での質問とはなるでしょうが。
クライアントもそこまでの話は求めていないかもしれませんしね。
*1:JILPT 資料シリーズ
職業相談場面におけるキャリア理論及びカウンセリング理論の活用・普及に関する文献調査p54