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質問力のない人が職場にいたなぁって話

「質問力」に関して記事を書きました。

在宅勤務だけじゃない!「質問力」は現代の必須のコミュニケーションスキル

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「質問力」???

こう感じた人もいるかもしれません。

質問力とは、相手に正確で的確な情報を引き出すための質問の仕方です。

わたしの性格、かつ心情として相手の時間を奪うことに関して非常に敏感です。

というのも、自分の時間を奪われたくない思いがあるからだと思います。

時間とはつまりは命そのものです。

自分が納得して選択しているのなら良いのですが、そうでない場合は注意が必要だと考えています。

「そんな、質問の時間くらい…!」と考える人も多いと思います。

う〜ん、でもやっぱり大事なんですよ、時間って。この考えをもつと人への話す内容が変わると思います。

話をもどします。以前、わたしの職場でこのような人がいました。

登場人物は同じ部署にいた、正社員のAさん(男性)と契約社員のZさん(女性)。

Aさんは誰にでも優しく腰も低い人柄。愚痴や不平不満を言うのを一度も聞きませんでした。

出世していたわけでもなく上司から小言を言われても上手にスルーしていた人です。

仕事は常に手一杯。というのも優しい人柄故に、他の人の仕事も引き受けてしまう傾向がありました。

一方Zさんは、仕事への責任感があり、とてもきっちりしている人でした。

自分の主張を曲げずに意見が通らない場合は、不機嫌さが顔に出てしまうところもありました。

職場の中では、当たり障りのない人間関係でしたが同じ部署内の特に年上の女性には良い印象を持たれていませんでした。

このZさんの質問が良くなかった…!

AさんとZさんは仕事上では協力し合う関係でした。

そのためZさんが納得のいかない部分は、Aさんにずっと質問を繰り返す始末。

Zさん自身の「ここをこうしたほうがいい」というような仮説はあるのですが、最後は必ず愚痴や不平不満で終わっていました。

しかも1度の質問でかなり時間を要していました。

これではAさんの仕事が滞ります。

そういった事情もあり、Aさんはいつも長時間残業。

会社からも残業時間のことで再三注意を受けていました。

いやいや、それってAさんの能力不足だけの問題でないよ〜と思いつつ。

心の中でエールを送っていました。ファイト!

この職場では、質問の仕方って大事だな〜と思いました。

典型的なトップダウンの会社でした。

上の上司は、経営者へのご機嫌伺いに明け暮れ、中間管理職の人は上司と部下からせっつかれている状態。

中間管理職のすぐ下の立場のAさんは、ストレートネックになりながらも淡々と頑張っていました。

そんな優しいAさんのサポートができるようにわたしが決めていたことは

「相手の時間を奪わないこと」「相手の時間を生み出すこと」です。

時間を作ってあげることは、つまりはAさんがしなくて良い仕事をもらい受けることです。

時間を奪わないことは、つまりは「質問する内容を吟味する」ことです。

・相手が進捗管理を求めていたら一目でわかるように資料をまとめる

・質問するときは、自分の状況と自分が知りたいことを3つぐらいにまとめてしまう

・最初に「今5分いただいてもよいですか?」と聞いてから質問する。
(相手が忙しい時は5分空いたときに声をかけてくださいと伝える)

・最後にいち笑いを提供して去る(これは必要ないですか…)

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