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40代以降の転職は「ポートフォリオ」を武器にするという考え

転職面接を「する」側からのお話を聴きました。

その中で、転職活動する人にとって有益な内容が溢れていました。

なので、覚書ついでにそのまとめを書いてみようと思います。

今回は、ポートフォリオに関してです。

Web制作での就職を目指すならば「ポートフォリオ」がないのはありえない。

そして、私の考えではどの職種においてもポートフォリオがあればいいんじゃね?

と思った次第です。

40代以降の転職活動は20代30代と同じではダメ。それでは何をすればよいのか?

そう考えている人の助けとなるよう、多くの希望職種に共通する考え方などを書きました。

参考になれば幸いです。

ポートフォリオは絶対★必要!あらゆる職種に言えること

ポートフォリオはデザイナー職希望のひとだけが作るもの。

そう、私も思っていました。

けれども、色々勉強する中で特に40代以降から転職を考える人にとってどの職種でもポートフォリオって必要なんじゃない?

と考えるに至りました。

その理由は以下の5つです。

理由1:企画・マーケティングの思考を言語化して主張できる

デザイナーであれば制作物を、そして営業や販売や営業事務の人であれば希望する会社への提案資料をポートフォリオとして出します。

マーケターならば、競合調査結果報告書やペルソナ設定やカスタマージャーニー、ユーザー調査などです。

表層なもの(例えばデザインや見栄えの良し悪し)なのではありません。

ポートフォリオで自分自身を多面的に見せることを考えます。

自己アピールを目的としているけれども、相手目線(つまりはユーザー目線、面接では面接官へ)で作ることが大切です。

マーケティングの思考があるかどうか?

相手に見てもらう、行動を起こしてもらうための企画する力があるかどうか?

ユーザー目線で作ることができるのか?

どのような考えからその制作物に至ったのか?

面接の場では、商品は自分自身です。

買ってくれる相手(会社)に、ポートフォリオをきっかけにしながらどのようにアピールすることができるのかを必死で考えます。

理由2:仕事のセンス・論理的思考力をアピールできる

ポートフォリオは、その人の仕事のセンス・思考能力を見ることができるツールです。

一見、デザイナーの実務の作品集という役割で見られがちですが、それは表面的な部分だけです。

その制作物(営業で言えばアイディアや提案資料)は、自分がどのように相手の企業のことを考えて作成したかを説明できます。

相手が欲しているものを自分はどのように見極めたのか。

相手の困っていること、苦手としている所を解決するにはどうすればよいか?

ポートフォリオを提出することで、それらを表すことができるます。

自分自身の大切にしている所や概念・思考力も表現することができます。

特にスキルチェンジ、業界チェンジ、未経験からの転職になると、実績なんてたかが知れています。

逆に言えば、実績は表面的な部分ともいえます。

例えその職種や業界が未経験であっても、求められる素養・素質・向いている部分がポートフォリオを出した人の側面に垣間見えれば、の採用候補に残る可能性がでてきます。

理由3:希望する会社に応じて細かくカスタマイズできる

時間がかかるものであるけれども、会社によってポートフォリオをカスタマイズすることが大切です。

Web制作業務だと、Webデザイン・Webマーケター・Webコーディング・Webディレクターなど希望する会社によって求められる部分が違ってくることが多いかと思います。

また、Web制作以外でも営業・営業事務・広報などなどの職種でもその求められる部分は会社によって異なります。

例えばWebデザイン重視で求められているならば、Webサイトの作品をトップに持ってくる。

応募する企業が採用する人に何を求めているかを調べ、それに見合ったものにカスタマイズしてゆくことが大切。

面倒くさいかもしれませんがそのひとつひとつが「仕事」なのかもしれませんね。

40代を超えてくると、20代や30代と同じことをしていてはダメ。

逆に言うと40代は、20代30代ではできないことがあるはずです。

人より多く資料作成して来た。企画を考えてきた。ダメ出しいっぱいされたけどアイディアたくさん出してきた。誰よりもお客さんのことを考えて動いてきた。

そういった華々しい功績ではない実績(ただし相手の立場で考えたもの)をポートフォリオで語ることが大切です。

理由4:自身の仕事に対する価値観や思いを語ることができる

ポートフォリオの一枚目には、ぜひ、自分の仕事する上での価値観を語りましょう。

価値観とはつまり、「自分は何を大切に考えて仕事をしているのか」

え、それは会社の理念やビジョンに合わせたほうが良いんじゃないの?

と考える方もいるかと思います。

転職希望者は、企業のコーポレートサイトに書いてある理念やビジョンが自分の価値観に近い企業だから応募する。

少しでも採用に近づくために、その企業への希望理由はすり合わせることも良くある話ではあると思います。

が、自分の価値観は、自分の言葉ではっきりと表現したほうが良いと考えます。

なぜなら、採用側も建前でない部分を見たいからです。

つまり、相手にもこの人のこの価値観だったら方向性は合ってるな、と確認できます。

価値観があっていない状態での雇用は、互いにとって不幸です。

最初から、価値観の相違が分かれば時間やお金の無駄は発生しません。

理由5:営業力・企画力・アイディア力のアピールができる

営業力はポートフォリオそのものの、見せ方。

読む人の負担にならない構成力や視線の導線を考えた作り方。

柔軟なアイディア力や発想力をもとにした企画力によって、どれだけ現実味のある実際の数値と計画に落とし込めているか?

などなど。

ポートフォリオを出すことによって、むしろ評価対象外になるのではないかと、書いてて思い始めてきた…。

作成するポートフォリオはこんな感じ!がええ

他者(他の候補者)と比較させない、自分自身を見てもらうことを考えるポートフォリオ。

ポートフォリオがなければ、採用側は実績や経験、功績や年齢のポテンシャルで比べるしかなくなります。

ただし、ポートフォリオを提出するうえで、最も注意しなければ行けないのは、「自己満足」になることです。

自分自身の転職活動において、『意味のある』ポートフォリオを用意することが最優先事項です。

ここでの意味のあるポートフォリオとは、相手を「迷わせる」というものです。

つまり、業界業種未経験だとしても

「入社後にゼロから教えなくても自分で学んで、時間がかからず戦力になりそう」

「経験を積んでいけば、会社に利益をもたらしてくれる」

「学ぶ意欲がある人だから、自ら成長してくれる」

「長い目で見られる人材」

と思わせることができれば、ポートフォリオの役割として十分です。

そもそも、完璧なポートフォリオというものは存在していないのですから。

ポートフォリオの作り方実践

ポートフォリオは何のツールで制作してもOKです。

Portofoliobox、MATCHBOX、Strikingly、Wixsiteなどなど。

Googleスライド、PowerPoint、Illustrator、WordPressなどなど。

検索サイトから「ポートフォリオ 無料」で探すとめちゃくちゃ出てくる。

ポイントは、これも相手目線で「見やすいもの」、そして自分がストレスなく使える操作性が高い物を選ぶことが大切です。

あとは、先方様がリンクを踏んでも見ることができるように権限(パスワード)を確認しておく。

企業側の環境や面談時ので確認するかもしれないという状況を考えます。

なので、不安な人はPDFへ書き出したりやjpgや紙媒体にしてどこでも見れる、いつでも用意できる状態にしておくことがベストです。

ポートフォリオを見てもらいながら、話すことはそのポートフォリオの内容ではありません。

自身が勉強してきた内容、自分が仕事にかける思い、仕事への価値観、考え方を話します。

そのことによって、履歴書や職務経歴書や質問では表現しきれない、自分自身をアピールできるはずです。

それでは「まとめ」いきましょう

会社は欠けたピースを埋めようとして採用活動をしているのではなく、人を雇うことによってより会社が発展することを望んでいます。

また、そういった会社を選ぶべきだと思います。

企業へ経歴・功績・スキル・条件などの表面的な部分だけしか見てもらえないとなると、他の候補者と相対評価を受けるだけです。

そこに、ポートフォリオという自分だけのアピールをすることによって、ライバルと比べられない自分自身を見てもらえる可能性が高まります。

40代の転職者しかできないアピール方法を存分に使いましょう。

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