しかし、40代ならではの不安や課題、つまずきが多くあることも確かです。
最初に失敗に繋が理やすいポイントを知ることによって必要以上に回り道をせずに転職活動がすすむ可能性もあります。
今回は、40代女性が転職活動で陥りがちな失敗とその改善策を5つご紹介します。
転職は結婚と同様（笑）、入社してからがスタートです。
次のキャリアステージをより充実したものにするためにも生き生きとした転職活動をしていきましょう。
失敗しやすいのはなぜ
これまでの経験やスキルを過信してしまう、ということが最も大きな理由です。
多くの転職をしてきた経験として、転職活動は「運」と「ご縁」と「数」と「タイミング」だと思ってます。
引き抜きやコネ、友達同僚経由の転職以外では苦戦するのが当たり前と考えた方がちょうどいい。
転職活動でメンタルが削れられないためにも最初から200件応募が必要というぐらいの気持ちが大切だと考えています。
職務経歴書の過去実績にばかり焦点を当てすぎる
過去の実績を表現することは重要ですが、企業が求めているのは「自社にどういった貢献をしてくれるか」です。
過去の実績を強調しすぎると、「扱いづらい人」「ひとり浮いてしまうのではないか」というイメージを持たれる可能性があります。
これまでの経験を「これから会社にどういった価値を提供できるか」を具体的に言語化しましょう。
その経験を「会社でどのように共有できるか」「再現性ができるものなのか」を示すことが大切です。
自分の市場価値を過信して給与交渉で折り合わない
40代の豊富な経験を持っていることで、過去の給与を基準にしすぎたり、自分の価値を過大評価しすぎてしまうことがあります。
年収アップだけにこだわりすぎることにより、企業との交渉がうまくいかず、チャンスを逃す可能性があります。
転職において年収アップは大切な点でもありますが、他にもスキルアップや成長、働く時間の短縮、通勤時間の短縮、働く場所へのこだわりなど、注目したい点は他にもたくさんあります。
市場調査をしっかり行い、現在の転職市場での自分の価値を把握しましょう。
また、自分のスキルと市場価値のギャップを理解し、柔軟な姿勢で交渉に臨むことが大切です。
スキルアップの必要性を軽視する
これまでの経験に頼りすぎてしまい、現代の技術やトレンドに対応できないのではないかと判断されることがあります。
特に新しく出てきたソフトの使用やWebコミュニケーションスキルが問題となることがあります。
転職の応募職種を分析し、共通して求められるスキルやソフトを確認し理解しておく。
継続的に自分のスキルが古くなっていないか、最新はどういったものがあるのか、自分の市場価値を高める努力をしましょう。
新しいスキルや知識を身につける姿勢によって、採用面接でアピールできる要素が増えます。
転職理由をネガティブに伝えてしまう
退職理由や転職の理由を聞かれた際に、前職の不満やネガティブな要素を強調しすぎてないでしょうか？
また、人間関係の不満も面接では自己中心的な印象を与えてしまいます。
ナガティブな話＝他責の考えで、採用面接では自社も同じようなことがあった場合、ネガティブに捉えるのではないかと言う懸念を持たれます。
事実、前職が良くない職場や人間関係が良くない場合はあります。
退職理由でどうしても話さなければいけない場合は、「そんな職場を選んだのは自分」という原因自分論という前提で話すことが大切です。
自分が選んだ前職での経験から「何を学び、次にどう活かすか」というポジティブなストーリーに変換しましょう。
前向きな姿勢と学びの意欲、選択しているのは自分だという覚悟を示すことで、面接官に好印象を与えられます。
即戦力を過度にアピールしすぎる
40代の転職では「即戦力」「豊富な経験」を強調することが一般的です。
こればかりを強調しすぎると「変化に対応できない」「学ぶ意欲がない」「周囲とのギャップがある」と捉えられることもあります。
即戦力としての強みをアピールしつつも、「柔軟性」や「新しい環境で学ぶ姿勢」を併せて伝えましょう。
また、その経験を年齢が下の世代の上司や同僚とも共有したいこと。
自分の経験が「再現性あるもの」という説明を言語化できるかが大切です。
これにより年齢に関係なく、スキルや経験がありつつも、適応力が高いことをアピールできます。
まとめ
40代後半での転職は挑戦ですが、しっかりと戦略を練ることで成功への道が開けます。
普段から、スキルアップや情報感度を高め説明ができるように言語化する意識をするという練習をこつこつ積み上げましょう。
過去の実績を活かしつつも、未来への意欲や学びの姿勢を見せることで、企業に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらうことが重要です。
失敗を恐れず何度も挑戦しましょう。転職の年齢ハードルは徐々に低くなっていると思います。