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数多く転職したからこそ語れる!転職した人が初出勤で気をつけること8選

新しい職場で働き始めることは、期待と緊張が入り混じる経験です。

特に、前職で給与への不満やワークライフバランスの問題、人間関係で転職された方にとっては、転職先での環境が気になるものです。

今回は、日本企業特有の特徴を押さえた「新しい転職先で気をつけるべきポイント」を8点ご紹介します。

いろいろなところで語られる基本的なことに加えて、転職回数10数回してきた私の体感で感じたことをプラスして書いてみました。

ぜひ参考にしてください。

この転職は成功だ、と胸をはって言えるように快適で充実した職場生活を送りましょう!

長時間労働も含め、文化的なもの(社風)を見極める

社風はどんな感じ?

日本企業は伝統的に「社風」を大切にする風潮が強いです。

チームの一員としての一体感や文化に合うかどうかが重視されます。

特に、終身雇用の影響が未だに濃く残る企業では長期的な関係性を築くことが重視されています。

一方、ITベンチャー後に設立したような若手企業は、「仲良く」することが生産性を上げるひとつだ、と考えているところが多い印象です。

その一方で、社員同士が仲良くても、業務上の指摘や適切なフィードバックができていないところがちらほらあるなあ、という印象です。

残業は?朝早めの出社義務は?

その他、日本の労働文化では、特に特定の業界や大企業では長時間労働が一般的です。

面接では残業時間の提示があるところが多いですが、これが任意なのか強制(のような空気があるのか)なのかで大きく心象がちがいます。

また、朝の出勤時間も同様です。

始業時間に間に合えば、遅刻ギリギリでも(それはそれで問題でしょうが)何も言われないのか、15分前に来て掃除が必須なのか。

これらに対する心構えや適切な対応策が必要です。

上下関係や年功序列への理解

まず、最初に挨拶する人の順番を覚えてください

日本企業ではまだ年功序列が根強く残っている場合があります。

それと同時に、特に古い企業や大企業では、上司や年長者を尊重する姿勢が期待されます。

過去に私が面接した企業でこんなことを言われました。

「あなたが最初にすることは、出勤してすぐに挨拶しなければならない人を覚えることです」

速攻、その会社はお断りしましたが。

年功序列…面接では聞いてないよ〜。

もし、年功序列が残る企業に努め続けるのであれば、その仕組みを理解し、それに合わせてキャリアプランを考えることが必要です。

結果や業績を上げても、昇進や給与アップにすぐには反映されず、時間がかかることも理解が必要となるでしょう。

長期的なキャリア形成を考え、焦らずに実績を積みましょう。

いまだに日本企業が年功序列の給与体系を維持しており、特に大企業ではこの傾向が強いです。

厚生労働省「就労条件総合調査」では基本給の決定要素を不定期で尋ねています。

直近の2022年調査では管理職以外の場合、年齢・勤続年数など考慮する企業が63.4%あったのに対し「業績・成果」は42%らしい。

まだまだ、年功序列の企業が多いってことですね。

参考:厚生労働省「就労条件総合調査」

報告・連絡・相談(ホウレンソウ)

ホウレンソウし易い環境を作ってほしい(心の声)

「ホウレンソウ」(報告・連絡・相談)は日本のビジネス文化で重要視されており、円滑なコミュニケーションを保つために必須とされます。

問題が起きた時に早めの相談がトラブルの拡大を防ぎます。

プロジェクト進行中の小さな問題でも、上司やチームメンバーに一言共有することで安心感を与えることができます。

上司がや同僚が忙しそうにしているから…といって報告をためらうことは、後々大きな問題に発展する可能性もあります。

うまくいく声掛けのポイント

それでは、ちょっと声かけにくい人へ話しかけるにはどうしたらよいか?

声がけのポイントは「今3分間、お時間いただけますか?」「ひとつだけ報告させてください」

相手の時間の貴重さを意識している、という意思表示をすることです。

たとえ、「今じゃなきゃだめ?」と言い換えされても「では、時間が許す時にお声がけください!」と返していました。

これで、責任の半分は相手に持たせられます。笑

小まめに、かつ今の自分の状況を共有してもらうコミュニケーションが信頼関係を築く鍵となります。

最初はマナーや礼儀の基本を忠実に

最初が肝心

日本社会では礼儀やビジネスマナーが非常に重要です。

特に初対面の同僚やクライアントとのやりとりでは、挨拶、名刺交換、メールの作法など、小さな行動にも気を使いましょう。

服装はもちろん、清潔感が第一。

自己紹介は、明るくハキハキと。簡潔に前職の経験や新しい職場での抱負を述べる。

これはどこにも書いてありますね。

初対面の印象はその後の関係に印象づけてしまうので少しだけファイトです。

特に強調したいのはここ!

SlackやChatworkなどのチャッの文面でも、「お世話になっております」や「よろしくお願いいたします」といった表現を最初のうちは使用することがベターだと考えます。

チャットでその表現はむしろ回りくどい!と思う人もいるでしょう。

私もそう思います。けれども、「最初は」様子見をしたほうがよいと感じることは経験上、多いです。

慣れてくると、この人に対してはもっとフランクのほうがいい、この人はチャットでもちゃんとしないと印象が悪くなりそう、など臨機応変に変えてゆけばよいと思います。

私は、コミュニケーションツール内では誰でも読める場所では、文面を整えたものを。

同じ部署内で、閉じられた場グループチャットでは、変なスタンプを使うことで有名になっていました。

もちろん、それを許すような場と判断してのことです。

礼儀やビジネスマナーは、転職者がその会社を判断する基準でもあるのかなと思います。

ビジネスマナーや礼儀が少しできていないだけで「あいつはできないやつだ」と判断されるようならば、その会社を見限ればよいだけです。

それを判断するためにも最初は、礼節を守ることがよいとも言えます。

もちろん、社内のアナログ資料を確認することも大切です。

どこにどんな資料があって、後々自分の役に立ちそうかもチェックすることがおすすめです。

社内の暗黙のルールへの注意

恐怖の暗黙ルール(笑)

日本企業には、就業規則に明文化されていないが従うべき「暗黙のルール」が存在することが多いです。

たとえば、定時後の残業が実質的に常態化している。

非常に使いにくいエクセルの表を、全部署共通の書類として数値変更のたびに印刷してはんこリレーしている。

かな入力おじさんがいて自分で日本語文字入力変更ができずにいつも人を使っている。

注意:すべて本当の話です。

こういったことは、採用面接では確認することはほぼ不可能です。

そして、大体の場合、不都合なことが多いのも数多くの職場を体験してきて感じます。

これらは、入社すぐには違和感でしかありません。

これを正すには、正直、上司からの強い指導力が必要です。

まずは暗黙ルールに慣れてから、その最初に感じた違和感を忘れずに、徐々に変化を考えることがよいと思います。

自己主張と協調性のバランス

社内の雰囲気が大事な日本企業

日本では個人よりも集団を優先する文化が強いため、自己主張が強すぎると「社内の雰囲気が悪くなる」と見なされる可能性があります。

採用面接の場では、「これまでの経験を活かして社内に新しい風をいれてほしい」的なことは言われたりします。

ですが、経験上、そういったことを望んでいる職場は皆無に近いと感じます。

変化を望まないのが人間です。

しかし、完全に自分の意見を言わないことも機会損失になりかねません。

自分の意見を主張しつつも、チームの方向性からはずれすぎないことが重要です。

大切なのは、最初に感じた「違和感」を忘れずにいること

これまでの経験で、チームが社内での企画のとおりやすさだけに注視していたのを「もう少し消費者目線で考えては?」と指摘したことがあります。

チームの意向に逸れた自己主張をしたために「まあねぇ…」といったような反応をされて「あ、失敗」と感じた経験があります。

長くその会社に所属していて「いつもと違う主張をすると企画が差し戻されて、後で自分が大変なことになる」という経験が身に染み付いているがゆえの反応だなと感じました。

自分の考えやこうしたい等の自己主張と社内の協調性との「落とし所」を提案もできるようになると「新しい風」として頼りになる存在となれるのではないでしょうか?

コミュニケーションツールに慣れる

今やコミュニケーションツールは当たり前と思ったほうがいい

新しい職場で使われるコミュニケーションツールに早めに慣れることは非常に重要です。

特に今は、在宅勤務が増えた時期を経て、社内コミュニケーションツールが基本となっている企業も多いはずです。

私が経験した企業では、グループ管理ソフトだと、Kintone、Google Workspace、サイボウズOffice、Microsoft Office365などなど。

コミュニケーションツールでは、Slack、Teams、LINE WORKS、Chatworkなどなど。

ツールの中ある細かなルールに早めに慣れる

使い方はすぐに慣れますが、その会社独自のルールがあったりしてこれに慣れるまでがちょっと大変です。

勤怠や休暇願い、稟議書、各種届出などの提出場所。

スレッドの立ち上げの時のルールやどこまでの関連した人をいれるかの暗黙ルール。

それぞれのITリテラシーに差があったりして、そこにも気を配らなくてはならない時。

入社後すぐに、このコミュニケーションツールに慣れることが仕事を円滑に進めるかを左右します。

ここは、積極的に質問しても良いところだと思います。

ただし、質問はまとめて簡潔に。

調べられるところは調べてから。

ツールの使い方は、Google先生に聞けばだいたい解決するので、内部のルールに関しての質問が基本です。

飲み会・ランチに関して

最初は出席、後はお好きに

歓迎会と銘打った飲み会や食事会がほぼ確実にあるかと思います。

こういった場が好きな人はぜひとも参加。

飲み会や食事会が苦手…という人もいるかと思います。

経験上、最初の「歓迎会」は参加した方がいいかな、と思います。

参加が苦手な人は断る理由を固定化しておく

どうしてもランチ会、食事会、飲み会に参加したくないという人がいると思います。

私もそうでした。

なので、昼休憩は「お弁当持参」。

これで、昼はお弁当派の人だ、という認識をしてもらえます。

また、自分の身分を開示しておくのも手です。

私は、シングルマザーで子ども2人の教育費を貯めなきゃいけないのでランチでの出費は厳しいです。

と言ったように。

子どもがいると、夜の飲み会にも誘われにくい。

時間とお金に制約があることを明言しておくと、相手が会話の取っ掛かりがあったりして、いろいろ名場面で楽なことが多いです。

居場所が…と不安になったりする時は

本当に参加しなくて大丈夫かな?

参加しなかった飲み会の次の日、疎外感を感じたりしないかな。

そんな不安を感じている人いたりします?

色々な会社を経験して思うこと。

飲み会のあと、社員同士の距離が近づいて仕事の効率がアップした。

社員同士が結託した。

社員同士が分かりあえた。

社員の悩みが解決した。

そのようなことはあったことがありません。はい。

飲み会の出来事を次の日、職場で話しているのはある意味やばくないでしょうか?

学校じゃないんだから。

自分が主体になっている歓迎会は参加することがおすすめです。

その後の食事やランチ、飲み会は自分の意思で決めましょうって感じです。

それでは「まとめ」いきましょう

新しい環境に慣れるまでは、ストレスや不安を感じることも多いでしょう。

新しい環境を知っていく中で、面接の時の説明や印象とは全く違う面も出てくるかもしれません。

それでもまずは職場環境に慣れる努力をしましょう。

もし、業務内容や条件に疑問がある場合は、会社側と話し合う機会を持つことが大切です。

それでも、どうしても自分の価値観と相容れない部分が見つかったのならば…

転職しましょう!

早期退職の検討は慎重にしなければなりませんが、合わずにすぐに転職という人もまあまあいることも確かです。

それぐらい、「転職すること」「職場を変える」ことは、人生取り返しのつかないようなリスクではないと思います。

しかし、すぐに退職を考えるのではなく、上のポイントに気をつけることで、新しい職場により早く馴染んでみましょう。

もしかしたら、最初の戸惑いも忘れ、充実した職業生活を送ることができる可能性もあるはずです。

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