「また無駄な時間を過ごしてしまった…」と、SNSを見ながらついつい思ってしまうこと、ありませんか?
特に忙しい日々を過ごしていると、自分の時間が貴重に感じられ、SNSに時間を費やすことに罪悪感を覚えることもあるでしょう。
でも、ちょっと待ってください。
SNSを眺めている時間は本当に無駄なのでしょうか?
実はその「ダラダラ時間」、自分が本当にやりたい仕事や好きなことを見つけるヒントが隠れているかもしれません。
この記事では、SNSをつい見てしまうことを自己分析に繋げられるかも?というヒントを書いてみました。
転職を考えているけど最初の自己分析につまづいている方へ、スモールステップになれば幸いです。
SNSの時間は決して無駄にさせない
SNSを語る時に言われる「無駄な時間」が持つポテンシャル
SNSを見ている時間を単なる暇つぶしや逃避行動と捉えてしまうのは簡単ですが、見方を変えることで価値ある時間に変えることができます。
あなたがフォローしているアカウントを振り返ってみましょう。そこには、あなたが「好き」であると気づいていない何かが見つかるかもしれません。
例えば、料理の動画やレシピを頻繁に見ているなら、それがあなたの興味の一つだという証です。
SNSで何を見て、何に共感し、何に「いいね」を押しているのかを意識することで、自分の中にある「好き」を発見することができます。
日常の忙しさに埋もれて見逃していた自分の興味や情熱を、SNSという鏡を使って見つけてみませんか?
自己分析の第一歩は「フォロー」を見直すこと
「自己分析」と聞くと、何か堅苦しく感じるかもしれませんが、実はSNSのフォロワーを見直すだけで十分なヒントが得られます。あなたがフォローしているアカウントは、無意識に選んだものかもしれませんが、それがあなたの興味関心を反映しています。
例えば、同じ音楽を聞いていても「曲のリズムを捉えている人」「歌詞を聞いている人」「メロディラインを気に入っている人」「ドラムやベースなど特定の音だけを聞いている人」といろいろです。同じ好きな「もの」でもその捉え方が人それぞれなのです。
もしあなたが「あれ?私あらゆるSNSで一番多くフォローしてるのが『料理アカウント』だ」と気付いたとします。その場合、料理に対して何らかの情熱があることは間違いありません。そこをあらゆる視点から捉え直してみましょう。
どんな料理が好きなのか?作るのが好きなのか、それとも食べるのが好きなのか?見た目なのか、レシピなのか?作り方なのか、料理の歴史なのか?はたまた、調理器具なのか?
些細な捉え方の違いからでも、やりたい仕事や好きなことのヒントが浮かび上がることがあります。
気になる『料理アカウント』には以下のような要素が考えられませんか?
動画の進行・編集技術
映像がどのように進行するか、どんな編集が施されているか。編集方法やストーリーテリングに興味があるかもしれません。
料理を撮る角度や光の充て方、美味しそうに出来上がってゆくその演出方法が気になっているのかもしれません。
料理のASMR効果
調理音に癒される場合、音に対する敏感さやリラックスを求めていることが考えられます。音響デザインや音に対する心地よさを重視する傾向もあり得ます。その方面の仕事が向いている可能性もあります。
レシピのアレンジ力
オリジナルのアレンジが加えられている場合、創造力や新しいアイデアに魅力を感じていることも考えられます。自身も考えたり既存のものから新しいものをうっみだすことが得意かもしれません。自己の創作性やアイディアを高めることを求めている可能性も。
手際の良さ・スピード感
料理人の手際が気になるなら、効率性や時間管理に興味があるかも。スピーディーな環境に適応する力があることを示唆しています。
仕事に対する段取りや管理がしっかりしている職場が向いているかもしれませんね。
調理器具やガジェットの選び方
使われている道具に注目する場合、道具へのこだわりやテクノロジーに対する好奇心を反映しているかもしれません。
その道具にまつわる思い入れや道具を育てる考え方、作り出す過程などがきになっていることも。
そういった調理器具に関する会社などを調べてみることもよいかもしれません。
料理の盛り付けやデザイン
視覚的な美しさに興味がある場合、美的感覚やデザインに対する感受性が高い可能性があります。ビジュアルアートやデザインに関連するスキルの開発に役立つかも。料理を以下に美味しそうに見せる方法に興味があるのならば、フードコーディネーターなどの職業にも関心があるかもしれませんね。また、器も料理の大きな要素のひとつでもあります。自身の興味関心がどこに向いているのかを深堀りしていくことも自己分析に役に立つと思います。
料理自体の色彩やバランスに惹かれる場合、色彩感覚が鋭く、調和やバランスを重視するクリエイティブな一面があるかもしれません。
食材の選び方・こだわり
新鮮な食材や特殊な材料に関心があるなら、健康志向や食品に対する探求心が強いことが考えられます。食材や栄養学に関連する仕事に興味があるかもしれません。食は生活習慣・ダイエット・スポーツなどあらゆる活動の原点です。人々の生活の基盤となる仕事に関心があるかもしれませんね。
健康に良いレシピアカウントを多くフォローしているなら、健康意識が高いことやライフスタイルの改善に対する興味があることを示唆します。
キッチンの整理整頓や効率性・レシピの詳細さと正確さ
キッチンの整然とした様子に惹かれるなら、秩序や効率性を重視する傾向があり、計画力や整理整頓が得意かも。
詳細なレシピを好む場合、正確さや細部へのこだわりを持っていることがわかります。規則的で慎重な仕事に向いている可能性があります。
料理人のキャラクターや表現
シェフやクリエイターの個性や表現に注目するなら、人の魅力や自己表現に対する関心が高いことが考えられます。料理をする人が好き・気になるということは、自分の内面と向き合うヒントになるかもしれません。
また、仕事でのプレゼン、面接をするときに自分が行いたいと考えている自己表現の方法が潜んでいるのかもしれません。
異国料理やエスニック料理の興味
世界中の料理に興味がある場合、文化への関心や多様性を重視する傾向が見られます。異文化理解や国際的な視点、海外での仕事に興味があるのかもしれません。
レシピの背景や料理の歴史に興味がある場合、知識欲が強く、ストーリーや背景情報に価値を見出すタイプです。ひとつのことに深堀りしじっくり取りかかれることがむいているのかもしれません。
シンプルなレシピか複雑なレシピか
シンプルな料理に興味があるなら、シンプルさや実用性を重視するタイプ。逆に複雑な料理に惹かれるなら、チャレンジ精神や細かい作業を好む性格かもしれません。
手軽に作れるレシピが好きなら、シンプルで効率的なアプローチを好み、時間管理に重きを置く性格です。
季節の料理や行事に合った料理
季節感を重視する料理に惹かれるなら、季節や行事の変化に敏感で、伝統や文化を大切にする傾向があるかもしれません。
日本に多く存在する郷土料理や祭りでの料理などにも関心があるかもしれません。
料理以外の他のアカウントも探ってみると案外日本の伝統や文化などで気になるものを発掘できるかもしれませんね。
視覚的な食欲刺激(フードポルノ)
視覚的な食欲刺激に強く反応するなら、感覚的な満足感や視覚的な美しさに対する強い興味があることが考えられます。
たんに、空腹なだけかもしれませんが…笑
このような捉え方を自分の好きなアカウントに照らし合わせて参考にしてみてください。
「好き」を仕事に変えるためのステップ
見つけた「好き」をどうやって仕事につなげれば良いのでしょうか?
まず大切なのは、今見つけた小さな興味を、少しずつ広げていくことです。
例えば、料理に関するSNSアカウントを見て「出来上がった料理の見せ方を変えると楽しそうだな」と思うのであれば、フードコーディネーターの仕事の詳細をしらべてみるのもいいでしょう。
「季節の料理や行事に合った料理」が気になったのであれば日本全国の郷土料理を調べたり、旅行の楽しみのひとつとしてみます。もしかすると、そのプロセスや知識をSNSでシェアすることで、さらに新しい発見やつながりが生まれるかもしれません。
他には、料理アカウントから気付いた自分の興味に関連するスキルや知識を少しずつ調べていくことも大切です。その興味は「料理」に限ったことではなく他にも同様な捉え方ができるかもしれません。
好きなことがある程度明確になったら、それに関連する本を読んだり、インターネットを使い、自分の「好き」と結びついている仕事がないかを調べてみまそう。これが「仕事にできるかも」と感じるようになるための第一歩です。
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それでは「まとめ」いきましょう
「ダラダラとSNSを見ている時間」も、その見方次第で自分の好きなことややりたい仕事を見つけるきっかけになります。日常的に見ているコンテンツには、無意識のうちに惹かれているものが隠れているかもしれません。その小さな興味を大切にし、広げていくことで、人生を大きく変えるきっかけになるかもしれません。
次回、SNSを開くときは「自分がどんなことに惹かれているのか?」を意識してアンテナを張ってみてください。
もしかしたら、その先にあなたの未来の仕事が待っているかもしれませんよ。
そしてもう一つ。頭で考えて決める仕事はこんな感じ。
- 給料や勤務条件
- 周りからの評価
- 会社名
- 流行っているから
- 広告で流れてきた簡単にできそうな仕事
- インフルエンサーが勧めていた
- 在宅でできる仕事
- 人の役に立つ
一方、心が求めて決めた仕事。
- 好きなことや興味のあるジャンル
- 自分の得意なこと
- 自分では簡単にできることだけど人からすればびっくりされること
- 自分の価値観にあっていること
- ワクワクすること
- 年齢や世情が変わっても変わらずやり続けていること
いつもつい見てしまう「SNS」をこういった面も参考にして分析してみましょう。
SNSを利用してあなたの「好き」「気になる本当のジャンル」「得意なこと」をあぶり出して、転職の会社探しの参考にしてみてください。