転職前にする、たったひとつの超大切なこと、それは「家計簿をつけること」です。
えええええっ????
スキルとか勉強とか資格とるとかではないの?
そう思う方も多いハズ。
現状の職場で転職を意識した時、まずはよぎるのは「お金の不安」ではありませんか?
転職がスムーズに行くのか。
もし今より収入が減ったらどうしよう。
退職しても次の職場が決まらなかったらどうしよう。
などなど。
収入が変わるかもしれない状況で、今後の生活費をりくりできるのか心配になるのは当然です。
そんなときこそ役に立つのが家計簿です。
家計簿は「家族がいる人のもの」「節約のためのもの」「ただの記録」ではありません。
自分どのくらいのお金を必要とするのかを数値として見える化することで転職への第一歩が始まると言っても言い過ぎではありません。
この記事では、家計簿をつけることで得られる安心感や転職活動に必要だと考える理由をお伝えします。
お金への不安を減らして、転職活動の第一歩を踏み出すためのお手伝いをさせてください!
自分の生活費を数値で把握する大切さ
家計簿をつけることで、まず決めるのは「自分が毎月いくら必要としているか」です。
マーケティングのフレームワークで言うところのMECE(もれなくぬけなくダブりなく)ですね。
例えば、毎月の固定費と言われる家賃・電気ガス水道費・通信費など、変動費と言われる食費・生活必需品・医療費・美容代・交遊費などを細かく書き出します。
毎月「最低限必要である」もの、これを数値で把握することが必須です。
転職活動中や転職後に一時期収入が減ったとしても「必要最低限の生活費」を具体的にイメージできます。
また、現在の職場でも「このぐらい生活費分を貯金できれば数ヶ月は大丈夫」と判断できることで安心感が得られるのです。
将来のライフプランが見える化できる
家計簿を使えば、将来どれくらいの収入があれば自分が望む生活を維持できるかおおよその判断ができるようになります。
もちろん、都度自分自身や家族のライフステージは変化してゆくので、一度作成して終わり、ではなく見直しが必要です。
ご家族がいるならば子どもの教育費、住宅があるのならば住宅ローン、独り身でも夫婦でも備えが必須の老後資金。
自分だけにカスタマイズした数値があるはずです。
周囲やマスコミが言うような「ざっくりした」必要なお金の目安ではなく、「自分の理想に必要な金額」を知りましょう。
形がもやもやしている「お金の不安」に押しつぶされるのではなく、自分だけの姿になった「お金の数値」に目をむけます。
必要な数値を把握することで、転職先の給与に惑わされなくなります。
その結果、転職先の選択にも自信が持てるようになります。
浪費や固定費を削減して選択肢を広げる
家計簿をつけると「本当に必要な支出」と「無駄遣い」が明確になります。
以下は無駄遣いの一例です。ドキッとしたらチャンスです。見直しをおすすめします。
平日は夜だけ、土日に少しネット回線を使うだけなのに光回線を契約している。
スマートフォンの回線に、格安SIMを考えたこともない。
使う頻度が減ったりしたサービス、解約を忘れていた等のサブスクがそのままになっている。
必要以上に保険に加入している。人に進められるまま入っている保険がある。
変動費では、
イライラして衝動買いした食べ物や服はありませんか?
今日はご褒美、と言って購入したスイーツや宝飾品が月に5回も10回もあったりしませんか?
予算オーバーの旅行などはしていませんか?
身につかない習い事、もしくは必要かどうかを見直していないオンラインサロンなどを続けていませんか?
などなど。
固定費はひとつひとつは少額に見えます。
が、実はじわりじわりと確実に資産形成を蝕んでいます。
変動費は自分にご褒美、成長のためといった大義名分からの浪費に繋がりやすいです。
転職を考えたことをきっかけに、家計の中のいらないものをすべてさっぱりと解約するのも方法の一つです。
不必要なものを手放し月々の生活費が下がれば、現状の収入以上の転職にこだわることもなくなります。
(もちろん、収入アップの転職が一番ですが・・・)
結果として、年収にこだわリすぎず会社を探すことができます。
自分が本当に望む職務や働きやすく感じる環境を優先して転職する選択肢が広がるのです。
40代からの転職活動とは
40代以上の転職活動は、大きなチャンスです。
無理ができない、だから周囲からの声は聞けないし聞かない、自分の本来やりたかったことを求めていい。
そういう転職にすることができるからです。
40代での転職活動は、これまでのようにがむしゃらに働くことは難しくなります。
そして、がむしゃらに働く必要もなくなるはずです。
子供の手離れや親の介護などの家族のライフステージの変化が多め
教育資金の終焉など、金銭面での変化が多め
ホルモンバランスの崩れからの更年期障害、体力低下が実感できたり、老眼の兆しがあったりなどの自分自身の体調の変化が多め
夫婦間、もしくはパートナーとの関係性も老後に向かう変化の時
などなど。
子どもの教育資金のため、生活のため、家事と育児をこなしながらのドタバタ生活など、そういったことから開放されます。
微細な身体の変化も感じ、精神的に辛い場所では働きたくなくなります。
そう、ようやく自分の心の声を素直に聞ける時期に突入するのが40代なのだと思います。
そういうわたしは、これまで子どもの生活と教育費を貯めるために、どんな仕事でも無我夢中でこなしました。
それが、子どもが大学生に進学し教育費の目処が経ったとき、糸が切れたように働けなくなりました。
これまでのスキルを活かす仕事の業務に拒否反応が出てしまったのです。
これにはまいったし、もう一度、仕事人生の棚卸しをしなければ!と思いました。
そして少しの休息です。
休息をするには、やはり家計管理をしていたのが大いに安心材料となりました。
もらえる失業手当の金額を見たときに、生活して行けるのかが判断できたからです。
(税金部分で注意しなければ行けないことなどはありましたが)
なにかのきっかけで仕事を休みたくなった時、どうしても気持ちや身体がついていかなくなる時、
多くの人に訪れる可能性はあります。
そんな時に家計管理をしていれば、選択肢の幅が大きく広がります。
それでは「まとめ」いきましょう
「今の自分が使っているお金」「自分に本当に必要なお金」「これから目指す生活のためのお金」「無駄遣いを減らすポイント」を家計簿で知ることができます。
まずは1ヶ月、家計簿をつけてみませんか?
数字が示してくれる答えは、あなたの転職活動の第一歩を心強くサポートしてくれるはずです。
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