在宅勤務の働き方を求める人、増加中と感じています。
わたしが、フルタイム完全在宅で3年間勤務したときに本社へ出社したのは初日とPC変更の2日だけ。
控えめに言って、完全に最高!と感じました。
現在、オンラインの学校でWeb関連の勉強をしていますが、学ぶ人の多くはが「在宅勤務を実現するため」を理由としている印象です。
在宅勤務は、自由な働き方ができる一方で、出社で働くときに必要な素養とひと味違うスキルも学ばなければいけません。
わたしが筆頭に挙げたいスキルは「質問力」です。
対面のコミュニケーションとは違う、ネット上のコミュニケーションスキルがです。
「質問力」は、仕事を円滑に進めるために欠かせないスキルです。
この記事では、在宅勤務で役に立つだけでなく現代で必要な「質問力」のポイントをわかりやすく解説します。
質問の仕方で人生損したり得したりが、本当にある。
へたな質問の仕方だと信頼を失うこともありうる。
この記事を読むとそういった質問力の大切さを痛感できると思います。
最後まで読んでいただければ幸いです。
質問力とは?
質問力とは、相手に正確で的確な情報を引き出すためのスキルです。
在宅勤務では対面の会話が限られています。
コミュニケーションの殆どが、テキストやオンラインツールを通じて意思疎通を図ります。
ここで必要となるのが、相手の時間を必要以上に奪わず、自分が本当に知りたい情報をスムーズに得る能力です。
それが質問力です。
「質問力」が在宅勤務で重要な理由
在宅勤務では、同僚や上司との物理的な距離があるため、疑問点を即座に解決することが難しい場合があります。
「質問力」あるかないかでは人生も変わる?
「質問力」をつけることは長い目で見ても人生に大きなメリットをもたらすと言っても過言ではありません。
そこで、良い質問ができる人できない人の差を書いてみます。
教えてもらいやすくなり、相手から自分が知りたい答えをもらいやすくなる。
コミュニニケーションが取りやすくなる。
自分の時間の節約になり知見もひろがる。
考える力がつく。
結果的に仕事や周りの評価もあがりやすくなる!
質問力が不足な人
相手の時間を奪っている意識がないので、相手が離れてゆく。
気遣いができない人と判断される。
人から避けられがちになる。
結果的に仕事や周りの評価もが下がる一方…。
ではどのような質問の仕方が良いのか?
答えてもらいやすい質問とは
質問力のある質問の仕方とはつまり、相手が答えたくなるような行動を質問者がしているかどうかということでもあります。
- 質問者が努力や行動をしていると感じられる
- 質問された側が答えたくなるような質問
- 質問者の仮説や考えによって、より発展的な話になるような質問
大前提として、質問者の時間よりも質問される側の時間的価値が高いという意識をもつことです。
ピカソのこの話をご存知の方もいるかと思います。
画家のピカソがレストランで食事中、ファンに絵を頼まれた。さっと描いて渡してやると相手は大喜び。で、ピカソは代金として1万ドルを請求する。「えっ、たった30秒で?」と驚かれると「30秒ではない。30年と30秒なのだよ」。
引用:産経新聞「ピカソは「30年と30秒」かけて絵を描く」
知識を学んで人に教えられるものを持っているということだけで相手の価値は自分よりも高い。
相手に教えを請うことは、つまりは相手の時間=命をもらっている、そこまで考えてもいい。
この前提だと「条件反射的に」質問を次々にすることは辞めたほうが良い行為だとわかります。
一方でダメな質問は以下のようなもの
- 自分の人生の選択を丸投げするような質問
- ネットやAI検索などで聞けばすぐに答えがでるようなもの、
つまりは自分で調べる努力をしていない質問 - 質問者の成長に関係のないかまってほしいだけ、答える意味のない質問
- 自分の人生を語るような長文や読みづらい質問
- 聞きたいことの内容がわからない、もしくは範囲が大きすぎて前提条件が書かれていない質問
- 質問者自身も何を知りたいかがわからないようなゴールがわからない質問
- 教えてもらう人にリスペクトが感じられない質問の仕方
答えてくれるの時間泥棒(=テイカー気質)にならないように最大限に気を配ること。
質問して答えてくれたのならば感謝を示せない人や「ああ、やっぱりね」のようなわかったフリをする人なども一度は答えてもらえても、その後はないでしょう。
ただし、会社の中では自分で調べるリミット時間を決めておくことが必要です。
なぜならば質問の答えを探す間も給与が発生しているから。
もちろん、最低限の国語構文や文章力、構成力を勉強しておくことも大切です。
効果的な質問の仕方のコツ
質問力を高めるには、以下のポイントを意識しましょう。
1. 質問の目的をはっきりさせて簡潔に
質問をするということは、具体的に知りたい何かがあるはず。
自分の中での「目的」をはっきりと言語化しておきます。
質問は、「〇〇について知りたい」という結論ファーストでシンプルで具体的にまとめましょう。
2. 目的にあった下調べをして仮説をもつ
まずは、目的に沿った自分なりの仮説や考えをたてます。
仮説や考えが合っているいないではなく、「ここまで調べて考えたけれどもわからないので教えて下さい」という姿勢が大切です。
もちろん仮説や考えを持つために調べることが必須です。
3. 背景情報を含める
質問に背景情報を添えることで、相手はコンテキストを理解しやすくなります。
前提を揃える、ということでもあります。
4. 選択肢を用意する
自分が得たい目的に沿った質問をします。
相手に何を判断してほしいのか(何を期待しているか)のも伝えます。
たとえば、
新しいアイデアが欲しい。
AとBの選択肢を用意した場合、どちらが正しいと思うか、などです。
選択肢を提示することで、相手は迅速に回答しやすくなります。
それでは「まとめ」いきましょう
在宅勤務で「質問力」を磨くことは、仕事の効率やチームの連携を高めるために欠かせない要素です。
とはいえ、質問することにためらいを感じることもあります。
「こんなことを聞いてもいいのかな」というためらいを解消するためにも「質問力」を学ぶことは有効です。
在宅勤務では不明点を抱えたまま仕事を進めることは大きなリスクです。
遠慮せずクオリティの高い「質問」をし、疑問をクリアにしてから仕事をこなしましょう。
結果、自分のためだけでなくチーム全体の効率向上にもつながります。
このスキルは生涯にわたって自分に大きなメリットをもたらします。
今からでも「質問力」のスキルをアップを意識しましょう。