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仕事やめたい、退職したい…その雰囲気、にじみでてませんか?

10回以上の転職をしてきました。多くの会社を渡り歩き、自らの経験も踏まえて、「この人、次(転職)をかんがえてるかな?」と思う行動を察することができまるようになりました。そこで、退職者が取ると考えられる行動や思考を8つ書いてみました。

転職を考えているけれども、ナイショでことを進めたい。
最近、部下や同僚の元気がない。相談に乗ってあげたい。
この人には残ってほしいからは、事前に察知し対策を練りたい。

お役に立てるかと思います。

業務への関心やパフォーマンスの低下

退職を考える従業員は、仕事に対する興味ややる気を失い、業務遂行に対して消極的になることが多いです。
会議やプロジェクトに対する積極的な参加が減少することがあります。
前向きな提案や改善の意見が思い浮かばなくなる、という

欠勤や遅刻、勤務時間開始ギリギリの出勤態度が増えてくることもあります。
これには病気や家庭の問題を理由とすることが多いですが、実際には仕事への不満やストレスが原因であることが多いです。

現職を続ける意欲がなくなると、周囲への目を気にすることもなくなります。
周りの目が気にならなくなると、頑張っている姿を見せなければいけないというモチベーションがなくなります。
これまで緊張感のある働き方をしていた人がリラックスしていたりするのももしかして「この職場に固執しない」と決めたためなのかもしれません。

同僚や上司とのコミュニケーションの変化

退職を考える従業員は、これまでの関係性にもよりますが、同僚や上司とのコミュニケーションを避けるようになります。

これまでは、同僚や後輩にも何気ない会話をしていたのに、最近は一人が多かったり、ちょっとした雑談を避けるようになり、もくもくと仕事をする様になります。
もしくは、ランチや休憩時間に一人で過ごすことが増え、社内イベントやチーム活動にも参加しなくなることがあります。

下の記述にも繋がりますが、仕事を業務時間内に終わらせることに集中し、残業をすることなく自分の時間を確保するようになります。
今後繋がりがなくなるかもしれないの人との時間よりも、今後の自分のための時間を取りたいという心理がはたらいているのかもしれません。

キャリア相談や外部への情報収集

転職を考えている従業員は、キャリアカウンセリングや外部の求人情報を積極的に探すようになります。
スマートフォンの着信を気にすることが多くなったり、これまでなかったような電話の機会がふえたりすることもあるかもしれません。

転職活動の面接を確保するために有給を頻繁に取る場合もあります。
が、最近では土日や夜遅くの面接があったり、オンラインでの面接も増えていることを考えると一概にはいえません。

面接の選考が進む場合、企業からのレスポンスも早く面接の日程も間を置かず進むことが経験上、多いです。
おそらく、企業側も「優秀な人材を採用したい」「他で内定が出る前に選考をすすめたい」「採用コストをできるかぎり抑えたい」などの意図のためだと思います。

就業しながら転職活動をしている人は、「できる限り早く内定がほしい」「希望の企業からのレスポンスは早くしたい」「企業の面談を遅らせると採用に不利にならないか」などの不安からスマホへの着信へは敏感になりがちです。

会社への不満や問題提起発言の増加

退職を考えている人の中には、会社や上司、同僚に対する不満を口にする人もいます。
これには、給与や福利厚生、職場環境、業務内容に対する不満が含まれます。
けれどもその不満に対する、改善点を考えている風はありません。
また、改善する行動や努力をしている雰囲気もありません。

会社や上司、同僚に対する不満は、でてこないことのほうが珍しいと言えます。
同じ不平不満を言ったり愚痴をこぼすにしても、現職場で頑張ろうと考えている人は「もっと〜ほしい」「会社が〜ほしい」「認めてほしい」などの希望がちらほら見える言い方になると思います。

一方で、現職場を離れようと考えている人は「〜なところがだめ」「上司の〜がだめ」「自分の成長ができない」などあきらめの言葉で話が収束します。
改善に期待していないためです。

これまで多くの会社を経験し、平社員として多くの人と話をし愚痴を聞きましたが、このような会話の傾向があると感じました。
前提を揃えなければならないことではありますが、あきらめている人は会社をやめるか、あきらめきって淡々と仕事をこなしてゆく「可も不可もない社員」になることが多いようにも感じます。

個人的な物品の整理

オフィスデスクやロッカーにある個人的な物品を徐々に持ち帰り始めることがあります。
これは、退職を見据えての準備行動と考えられます。

職場に私物(フィギュアやマグネット、自分で購入した付箋やポストカードなど)を置いている人は縄張り意識が強い人といえます。
自分のテリトリーの区別をつけたい、自分の空間を守りたい、という意識の現れと言われています。
自分の場に私物を持つことで、ちょっとした癒やしや集中のための空間、他社とのコミュニケーションの一貫として役に立つ側面もあります。

その私物を撤去するということは、この場に自分の居場所を作らなくても良い、という心理の現れでもあります。
これまで、私物が多かった人が整理整頓を始めることはなんらかのシグナルと考えても良さそうです。

そして、これまで書類などで乱雑だったディスク周りがきれいになってきた、なども引き継ぎのための資料整理の一貫かもしれません。
また、PC内のフォルダもきれいに見やすくなります。

あからさまに就業時間中に整理整頓をしている人もこれまでにいましたが・・・(笑)

まとめ

これらの行動や思考パターンを早期にキャッチし、まだ退職を迷っている段階の従業員の声に耳を傾けることできるようになります。
企業はコストをかけて採用した社員を退社させることなく、離職率を低減し、なおかつ従業員の満足度を高めることができます。
結果、企業にとって離職の原因のひとつを解消でき、また、従業員にとっても働きやすい環境を得ることができ、互いにWinWinになります。

また、今の会社に内緒で転職活動をしたい人にとって、この記事で書いた行動に気をつけるとよいかと思います。

最後に、複数の会社を経験して、私が感じた会社を「確実に」やめて行く人の特徴がひとつあります。
この記事に書かれた行動が、一切見られなくても転職をしてゆく人。
それは、「会話から、この会社と価値観が合っていないと感じられ、かつ、とても優秀な人」です。

私は会社への帰属意識がとても低く、派遣社員としての勤務も多いので、行く先々の会社の様子を客観的に俯瞰的に見ることが多い立場でした。
その中で、多くの人と話をした人の中で「あっ、この人は近いうちに転職しそうだな」と感じると良い確率で当たっていました。

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