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「人生において、どんな目標でも達成してしまう人の秘密」~引き寄せの法則とKPI・KGIの活用~

子育ても一段落し、ようやく自分の時間を持ち始めることができるのは40代後半女性で多いのではないでしょうか。

人生の後半をどう過ごすか、新たな目標を模索している最中かもしれません。

キャリアや自己実現に向けた新しいステップを考える中で、自分のやりたいことをこれから叶えるためにどうしたらよいのか?

そう思って迷ったりしていませんか?

実は人生の目標達成にマーケティングのフレームワークで使われるKGI(Key Goal Indicator)とKPI(Key Performance Indicator)が役立ちます。

人生に置いての目標を達成するためのプロセスは、実はマーケティング施策と同じように計画的に進めることができます。

そしてそこに、スピリチュアルでよく言われる「引き寄せの法則」の要素を加えてみましょう。

40代後半になって夢を叶えるための鍵となるのは「継続して行動し続けること」と「既に達成しているという意識」です。

ワークフレームのKPI・KGIとは?

まず、KGIとは「重要目標達成指標」を指します。これは、最終目標、つまり自分が人生で成し遂げたい大きな夢です。

KGIはその目標に向かうための「具体的な行動や指標」を示します。
KPIは、最終目標に対しての中間地点での目標のことで、都度、目標に向かう確認のための指標です。

例えば、人生の目標であるKGIが「転職して在宅の仕事につく。定年退職までの15年間、経済的にも身体的にも安定した生活を手に入れる」だとしましょう。

このKGIを達成するために必要なKPIは、「6ヶ月以内に年収50万円アップする企業から内定をもらう」「週に20社は会社をピックアップし、そのうち3社に応募する」「毎日1時間新しいスキルを学ぶ」など、達成可能な行動です。

ここで大切なのは、その行動を継続して行うことです。

よいKPIの設定をそのまま当てはめてみる

最終的なゴールにたどり着くための途中経過であるKPIですが、以下にあるような良い設定が必要です。

測定可能性

KPIは数値化できる指標にします。これにより、進捗状況を客観的に評価できます。
例:応募件数の数値化

書類通過率(書類通過数 ÷ 応募数)

面接通過率(面接通過数 ÷ 面接数)

上記2つの%を意識して、転職活動における「自分という商品」が求められるような「改善と行動」でPDCAを回していく。

わかりやすい

抽象的な表現ではなく、具体的に数字で定義された指標を使用します。
例:就職活動3ヶ月目で面接にたどり着く確率を10%にする。そのために職務経歴書のブラッシュアップをしてキャリアコンサルタントにチェックしてもらう。

達成可能性

現実的に達成できる目標を設定することが重要です。
例:年収50万円アップを目標にするが、進捗によっては年収現状維持の会社も視野にいれること。

関連性

KPIは全体的な目標(KGI)と直接的に関連している必要があります。
例:40代後半の転職活動は一筋縄ではいかない。けれども、最終的な目標のためには必要不可欠である。

期限

明確な期限を設定することで、目標達成に向けた計画立案と進捗管理が容易になります。
例:1ヶ月目は自己理解中心、2~3ヶ月目で応募会社の絞り込みと応募、エージェントにも登録。その間はスキルアップの勉強を行う、など。

アクション可能性

KPIの結果に基づいて次の具体的なアクションを取れることが重要です。結果を都度見直して改善することができます。例:応募書類の見直し、面接が終わったあとのフィードバック。

シンプル

KPIの数は多すぎないように。4〜5個程度に絞ることで重要事項を絞ってPDCAを回すことが可能です。

引き寄せの法則を取り入れてみる

スピリチュアルな引き寄せの法則では、「思考が現実を創り出す」とよく言われます。

成功を引き寄せるためには、強く「なりたい」という願望を抱くだけではなく、「すでにその状態になっている」という意識を持つことが重要と言われています。

多くのアスリートが、試合前には「勝つ」イメージをしている、と聞いたことは誰もがあると思います。

また、作家の故遠藤周作さんも、その著作の中で海外への渡航も困難な戦後の混沌した時代にフランス留学をかなえたのも「留学に行く自分」をずっと思い描いていたということを書いています。阿頼耶識という言葉もお使いになられていました。

KGI・KPIの目標設定にこの「引き寄せの法則」の要素を加えてみましょう。

まずKGIとして「すでに理想の状態になっている」と強く意識し、そのビジョンを鮮明に描くきます。

ビジョンのコツは、その時に感じる感情や気持ち、日々の細かなところまでイメージすることです。

イメージ通りの写真をあつめてビジョンボードを作ってもよいかもしれません。

そして、KPIとして日々の行動を積み重ねます。

日々の行動も小さな目標達成した時の自分をイメージしながら積み重ねてゆきます。

「毎日のスキルの積み重ねが1ヶ月後の資格試験の合格に結びついた」(よろこび)

「スキルが増えたことで応募が少し通りやすくなった感じ」(うれしい)

「面接で緊張したけどうまく話せた」(どきどき)

「3ヶ月後に内定をもらって飛び上がっている自分」(!!!!!)

などです。

継続する力が成功のカギ

目標を達成するために最も重要なことの一つが、継続的な行動です。

大きな目標を達成するには、一夜にして突然幸運が降り注いで叶うわけではありません。

だからこそ、日々の小さな行動(KPI)を積み重ね、少しずつでも前進し続けることが大切です。

引き寄せの法則でも「波動を高め続ける」ことが求められます。

これも日常的にしっかりと行動をすることからくる達成感の心地よさが、その波動を維持してくれるという考え方です。

たとえば、「毎日1時間のスキルアップ」「週に3社の応募書類の提出」といった行動を継続することで、意識と現実が合致してくるのです。

逆に、途中であきらめたり行動が途絶えがちになってしまうと自分を否定的にとらえてしまいがちです。

だからこそ、小さな進歩でも毎日続けることが、成功への近道です。

注意すべきこと

マーケティングのフレームワークを人生の目標に設定するさいにはやはりいくつかの注意点があります。

それは、人間の感情や複雑さを加えることができないことです。

KGIやKPIは、ビジネスの分野で成果を数値化するために作られたツールです。

それは、合理的で定量的なプロセスを図るために役に立つものです。

しかし、人生の夢や目標は個々人の感情や価値観、予期せぬ出来事などの影響を大きく受けることが多く、数値だけで評価できるものではありません。

さらに、人生には計画できない変化や突発的な出来事が常に起こります。

マーケティングでは、でてくる結果を分析して改善策を取ることができることも多いです。

人生においてはすべてが数値で管理できるわけではありません。

ビジネスのように目標達成をプロセス化しすぎると、人生の予想不可な出来事に対する柔軟性を欠いてしまう可能性があります。

予定外の出来事があった場合は、「まあ、こんなこともあるよね。目標設定の修正をするか」ぐらいのラフさが必要です。

また、KPIを設定することでその進捗を強く意識しすぎてしまい、目標達成しなければ!意気込みをしすぎたり、失敗や進捗の遅れがつづくと自信に過度なプレッシャーを与えることもあります。

結果として必要のない焦りやストレス、自己否定感を生むことも考えられます。

それでは本末転倒です。

その一方で、引き寄せの法則は、「思考が現実を引き寄せる」という考え方に基づいていますが、これには科学的根拠が存在しないという批判もあります。

心理的な影響は認められる部分があるかもしれませんが、実際に「思考」だけで現実が変わるわけではありません。

よく言われるように、引き寄せの法則は意識や願望が優先されると、具体的な取り組みや行動することが軽視されます。

また、ポジティブな思考にフォーカスすることが重視されますが、これが現実逃避を招く危険性も指摘されています。

フワッとした目標設計をしっかりと行動可能な数値や設定に落とし込むマーケティングのフレームワークと論理的思考に偏りすぎない柔軟性をもつ「引き寄せの法則」をうまく組み合わせることが大切です。

それでは「まとめ」行きましょう

どんな目標でも達成してしまう人の秘訣は、明確な目標を持ち(KGI)、それをすでに達成しているという意識で行動を続け(KPI)、日々の行動をポジティブに楽しむことです。

そこに、引き寄せの法則の中の「実現しているイメージ」と「感情」、そしてマーケティングの目標設定を組み合わせましょうと言う提案です。

あなたも人生の目標を設定し、達成した自分をどんどん引き寄せてみましょう。

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